龍虎城(りゅうこじょう)は大隅国財部院(たからべいん)にあった山城である。別名に財部城(たからべじょう)とも、北俣城(きたまたじょう)とも。現在の鹿児島県曽於市財部町北俣のうちにある。 財部は大隅国と日向国の国境に位置し、中世より戦いの多いところ。15世紀の初め頃には北郷忠相(ほんごうただすけ)と新納忠勝(にいろただかつ)がこの地をめぐって争った。また、慶長4年(1599年)の庄内の乱の激戦地でもある。 財部院と財部郷(下財部) 財部氏(肥後氏)が築城 北郷忠相、財部を奪還する 庄内の乱 城跡を歩く なお、日付は旧暦にて記す。 財部院と財部郷(下財部) 財部は、大隅国なのか日向国なのかわかりに…