《内容》 人魚の娘が絵を描いた蝋燭には不思議な力があった。しかし、金に心を奪われた老夫婦は、娘を香具師に売ってしまう-。無国籍風の絵をつけ、新しい装いとなった小川未明の代表作。 これ神保町で見つけて装丁がゴシックで可愛くって500円だったので買いました。大正10年に発行されていて、タイプライターで打ったような文字でめちゃくちゃ気に入ってます。 小川さんのお名前は初めて知って、この人がどんな人なのか知らずに買ったのですが冒頭の作者の言葉で相当熱い人だなぁと感じてこの出会いに感謝しました。 全て、芸術は愛から出発するが殊に童話は、子供を愛さなくては書けない。 赤い蝋燭と人魚 人魚というと、アンデル…