サウジアラビアは失業率30%であることを本書で知る。そんな国だとアルカイダが生まれてもおかしくない。アルカイダはサウジアラビア王室に不満を抱き、イスラムの聖地・メッカ近くに米軍基地があることに怒りを懐き、9.11同時多発テロが起きたことがわかる。とはいえ、テロを認めているのではない、著者は、背景から、分析をしている。 サウジアラビア王室の腐敗が続き、アメリカ独り勝ちが進めば、アルカイダの後続は増加するだろう。 ちなみに、9.11同時多発テロでブッシュJr大統領が各国首脳へ電話会談をした。当然、英国のブレア首相、フランスのシラク大統領など電話会談をしているが、小泉純一郎首相とは電話会談をしていな…