*Amazonより 【あらすじ】 3代将軍義満を支えた義満の猶子、藤原家出身の三宝院満済は、義満の子二男・鶴若丸と三男・春寅が能舞台で「鶴亀」を演じている姿を見つめている。長兄義持は将軍家を継き、義満の寵愛を受ける次兄の鶴若丸は異例のスピードで昇進し「皇位簒奪」を目指す。一方鮮やかな舞を見せた春寅は延暦寺に入山し義円と名乗り、修行を積んで天台座主になる。しかし三宝院満済は,子供ながら冷静に状況を分析する春寅の中に、将器が宿っていると感じていた。 義満が亡くなり後を継いだ4代将軍義持は、義満とは違って朝廷との調和に心がけていた。義満の寵愛を受けていた鶴若丸こと義嗣は後ろ盾が無くなり、義父の上杉禅…