灯籠の内側にもう一つ筒型の枠を入れ、そこに切り絵を貼って影絵のように見せる。またその内側の枠には風車が取り付けられていて、灯をともすと熱でくるくる回るようになっている。現物は廃れても、臨死状況でのパノラマ視体験の比喩として21世紀に語り続けられている。
なお、臨死状態での比喩における「走馬燈」は、人は瀕死の状態になると、記憶の中から助かる術を高速で検索し、それが過去の記憶を一気に思い出させることになる。これが「走馬燈」のメカニズムである。
こんにちは、暖淡堂です。 アリスⅣ以降のアルバムへの思い入れが強すぎて、その直前のアリスⅢに対する評価が微妙だったのですが、この「走馬燈」は好きでした。 アリスの曲としての、一つの完成形のような気がします。 特に堀内さんの声が、細めのファルセットから地声のシャウトに近いものまで、自由自在に散りばめられています。 谷村さんのバックアップも柔軟で、重なると、倍音の多い深みのあるコーラスになっています。 中学生や高校生の頃、この二人の声を聞きながら、憧れていました。 毎日ギターを弾きながら歌っていた頃は、それなりに声も出ていました。 それでも、そもそもの声の違いの差は埋められませんね。 自分の声の限…