1901年(明治34年)に誕生し、日本の近代化をけん引してきた官営八幡製鐵所。その作業開始式は、起業祭として今も受け継がれています。120回目の開催となった2023年(令和5年)11月4日(土)の起業祭に行き、年に1回、しかも数時間だけ公開される熱延工場を見学してきました。 (消えた「八幡製鉄所」の名称)2020年(令和2年)4月に八幡製鉄所を運営する日本製鉄が、全国に16ある製鉄所や製造所の組織の再編を行いました。その結果、明治時代の官営製鉄所時代から長年使われてきた「八幡製鉄所」の呼び名が消え「九州製鉄所 八幡地区」となりました。しかし、地元では昔と変わらず愛着と親しみを込めて「八幡製鉄所…