はしご酒(2軒目) その三十五 「コダワル!」 全くの偶然なのだけれど、Aくんも、Oくんも、Zさんも、そして、この私も、(多少の強弱はあるものの)なかなかの「時代劇愛」なのである。 そう、時代劇、愛。 しかしながら、その時代劇、制作費が高くつくからなのか、それとも、視聴率を稼げなくなってしまったからなのか、悲しいかな、民放あたりでは、再放送以外、あまり見かけなくなったような気がする。 こんなことでは、終(シマ)いには、絶滅危惧種の仲間入り、などということにもなりかねない。 そんな、危惧やら懸念やらを振り払いつつ、時代劇が光輝いていたあの頃を振り返ってみる。 鞍馬天狗、丹下左膳、隠密剣士、眠狂四…