鯉喰神社の見学を終え、岡山市北区高松にある国指定史跡・備中高松城跡に赴いた。 最上稲荷の巨大な鳥居を過ぎてしばらく行くと、史跡公園として整備された備中高松城跡が見えてくる。 備中高松城跡 備中高松城跡は、私が史跡巡りで訪れた13番目の日本200名城であり、6番目の続日本100名城である。 高松城は、備中国から備前国に至る平野の中心にあり、松山往来(板倉宿から備中松山城へ至る)の途中にある要衝に位置する。 天正十年(1582年)に行われた織田と毛利との対決である中国役で、秀吉が水攻めしたことで有名な城である。 備中高松城の縄張り 備中高松城は、本丸と二の丸を三の丸と家中屋敷がコの字型に囲む形をし…