先日ジル・ドゥルーズの『ニーチェと哲学』(原著 1962, 国文社 1974)をちょっとした永遠回帰の実践のつもりで足立和浩訳で久方ぶりに読んでみた。現在流通している訳書は河出文庫の江川隆男訳(2008)だが、珍しく学生時代に購入した書籍が残っていて、その際同時に読んだ解説がしっかりしていたので足立和浩の現在が気になって調べてみた。デリダの『グラマトロジーについて』やブルトンの『通底器』、サルトルの『弁証法的理性批判』などの訳者でもあり、相当の目利きであり実力のある研究者であろうと思うのだが現時点で名前をあまり聞かないと思ったら1987年に46歳という若さで亡くなっていた。Wikipediaに…