践祚とは、先帝の崩御や譲位により天皇の位を継ぐこと。 天皇の位の象徴たる剣、璽、神鏡を先帝から受け継ぐことにより践祚は実現する。桓武天皇以来,践祚の後に改めて即位の礼が行われるようになった。 なお、仲恭天皇の即位が認められなかったのは践祚のみで即位の礼を行えなかったため。 践祚の儀と即位の礼が分離されてからは、皇位継承の実質は践祚に移り、即位は皇位についた天皇がそれを天下に宣布する儀礼となった。