9月は、Apple社が”iPhone”の新作を発表する時期。一般的にはそれに乗って同社の株価が上昇するのだが、今年は発表前に中国政府に先手を打たれて株価が下がってしまった。それは、中国政府が公務員の業務上での”iPhone”使用禁止を命じたから。Appleは「そんなことはしていない」というのだが、”iPhone”経由の情報窃取を気にしているようだ。 実は昨年、ロシアも同様の禁止令を出している。その時も思ったのだが「え、まだ使っていたんだ」との印象。あれだけ米国のサイバー攻撃やスパイ行為を非難しておきながら、”iPhone”禁止がロシアより遅れたのにはわけがある。それは、半導体規制などで遅れてい…