ウクライナのザルジニー総司令官が8日に解任された。ゼレンスキー大統領との確執が伝えられてきたが、その中心的な対立点は何だったのだろうか。ザルジニーは解任を予想して論文を発表しているが、この論文にはいまのウクライナの軍事体制に対して、何が不満だったのかが明快に書かれている。その核心部分を、この論文から読む。【増補】 すでにCNN日本電子版が2月2日に「戦争の設計が変わった、ウクライナ軍総司令官が寄稿」を掲載していて、これを読めば全体は把握できる。ただし、この日本語版はかなりの縮約であり省略も多いので、肝心の部分を確認するために原文(英文)の「ロシア・ウクライナ戦争における軍事作戦の現代的デザイン…