暑さ寒さも彼岸まで 二十四節季では今日から『秋分』の節季に入る。暑い暑いと言い続けて3ヵ月。少ししのぎやすくなってきたなと思ってはいたが、さすがお彼岸のお中日、まさに「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りの気候になってきたようである。 江戸時代に著された『暦便覧』には「陰陽の中分となれば也」と記されている。季節の変わり目であると同時に、陰陽五行説の「陽」と「陰」が入れ替わる時と捉えることも出来る節季である。 余談だが、現在の「秋分の日」と「春分の日」は国が政治的な意図を持って制定した祝日ではなく、純粋に天文学に基づいて制定されたもので、世界的にみても珍しい祝日とされている。 吉事が起こる前兆には赤い…