特殊な貨物の通関事例として、小惑星探査機「はやぶさ(初代)」のサンプルリターンについて、文献を読み解き・整理しました。 2020年に、はやぶさ2がサンプルリターンをしていますが、はやぶさ(初代)は2010年のことであり、当時日本で前例のない案件(日本から小惑星探査機を打ち上げて、小惑星でサンプルを採取したあとカプセルをオーストラリアに着陸させ、それを日本に持ち帰る)でした。法令では想定されていないことが多々あったようです。様々な機関との調整があったことが下記文献からわかります。通関に関係する部分だけ見ても、非常に興味深く、勉強になります。 詳しくは、こちらの日本航空宇宙学会誌にまとめられていま…