『真実であれ、若き人々よ。(中略)深く、恐ろしく真実を語るものであれ。自分の感じることを表現するに決してためらうな。(中略)おそらく最初君たちは了解されまい。けれどもひとりぼっちであることを恐れるな。友はやがて君たちのところに来る。 オーギュスト・ロダン『ロダンの言葉抄』(岩波書店)』 「考える人」は、数多く複製され、世界の至る所にあります。 そのモデルが誰なのか? 「ダンテ」という説と「ロダン」という説があるらしいです。 私には、その真実を知る由はありませんが、興味深い話です。 『地獄の門』を覗き込む男として発表され、「詩想を練るダンテ」と名づけられたが、発表するときは「詩人」とされた。その…