今回はフラット型膜構造と膜アルゴリズムならではの可能性を紹介します。 まず、下の図で示されるフラット型の膜構造を使うものです。この構造は粒子群最適化と相性が良いようです。粒子群最適化は素早く解を改善できますが、下手にやると局所解に落ち込みやすくなります。 そこで、この皮膜領域(領域0)と基本領域(領域1からn)の区別を使い、基本領域でそれぞれ別々の粒子群最適化をやり、皮膜領域で基本領域の解を混ぜ合わせる。あるいは皮膜領域で基本領域から来た解の集団に粒子群最適化を行い、各基本領域では別の探索をやる。などなど、この膜構造を設定することにより、局所解を避けられる粒子群最適化の進化形を試すことができま…