「東京日仏学院 エスパス・イマージュ」で開催された「追悼 アラン・ドロン」 2本目はジャン=ピエール・メルヴィルの最高傑作とも言われている「仁義」 2度目のレビューになるので、前回とは違うアプローチをしたいと思います(笑) 原題は「Le Cercle Rouge」(赤い輪)で 「運命で結ばれた人間は、一つの赤い輪の中にいる」 (運命、あるいはカルマの定め)というブッダの言葉から しかもこの「宿命論」というテーマのオーラを浴びたように 公開された年にブールヴィルが病で亡くなり(53歳没) その3年後メルヴィルが心臓発作で倒れ早すぎる死を迎えます(55歳没) メルヴィルは「赤い輪」の脚本は西部劇の…