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逸見稔

(一般)
へんみみのる

ドラマプロデューサー。映画プロデューサー。慶應義塾大学法学部卒。

故人。

1933年4月1日生まれ。神奈川県出身。

元々は松下電器の宣伝部長で、「明るい ナショナル〜」のCMソングを手懸けたことでも有名。TBS系列で放送されている月曜夜8時からの時代劇シリーズ(通称・ナショナル時代劇)は、スポンサーである松下の社員であった逸見氏の発案でスタートした。

今やナショナル時代劇を代表する作品である『水戸黄門』の記念すべき第1部は脚本家・宮川一郎が全て書ききったが、逸見氏を中心とした創作集団「葉村彰子」が第2部から登場。高名な脚本家や映画監督を適材適所に起用し娯楽性を高め、やがて高視聴率番組へと成長させていく。

逸見氏がプロデュースした作品は、お年寄りや目の不自由な方のため、暗い場面はほとんど使用せず、また、水戸黄門に関して言えば、シリーズ初期には印籠が出ない回もあったが、視聴者から「この場面がないと面白くない」との苦情が寄せられたため、毎回登場するようになった。また、度々前後編を設けていたが、こちらも苦情が寄せられ、全て1話完結にすることとなった。

1980年独立。「オフィスヘンミ」を設立し、ドラマやCM、映画などを手懸けていくこととなる。

水戸黄門に関しては、時に「マンネリだ」と批判されることもあったが、逸見氏は「このマンネリがいいのだ。人の心に今も昔もない」と、頑なに主張。その結果、水戸黄門は国民的時代劇として、最高の知名度を得ることとなった。

水戸黄門第24部の放映中急逝。現在では逸見氏の遺志を受け継ぎ、原点回帰を目指したドラマ作りがなされている。

黄門様一行が向かう先は、いい加減に決めるのではなく、松下の販売強化対策地域であるとのこと。

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