腎不全が進行したり、糖尿病の初期には糸球体の内圧が上がり過剰濾過という状態になります。 この状態になると糸球体に負担がかかり腎障害が進行していきます。 この過剰濾過を改善するのにSGLT2阻害薬やACE-I、ARB等を使用するのですが、開始初期にには一過性のeGFR低下を経験します。 糸球体過剰濾過の改善方法 initial dip このinitial dipは糸球体内圧が下がったことによる一時的なものと考えられていましたが本当にこのSGLT2阻害薬によるeGFRの落ち込みが腎予後に悪影響を与えないかどうかはわかっていませんでした。 ACE阻害薬、ARBでももちろん糸球体内圧の低下からinit…