Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ 誰かの心ない鉤爪にアタシは毟られる苦渋と涙で震えがとまらず枕に埋まり毛羽立つコメカミの疼きで齧られた朝 壮大な大宇宙の微塵にも満たない些細人さまにとってはミソっかすな退屈事でもアタシには死活問題だったりする 未練にべったり纏わりついたこの拘りそう易々とは剥がれるもんじゃなくて朝も夜も電車でもトイレでもずっとだ けれどやっぱり過去を憶いかえすなら取るに足らないことばかりなのだろうそうやってへしぐちで鼻をすするのだ 執着とは確かに自分が塗りつけたものだれかが始末してくれるわけじゃないやっぱり最後は自分で拭うオチなのだ 善因は善果をもたらし悪因は悪果を招きいれ自因は自果として掬ぶ …