*Amazonより 【あらすじ】 明を建国した朱元璋(太祖:洪武帝)の四男に生まれた朱棣(てい)は、利発でかつ果断であり、自らが皇帝の座に相応しいと信じていた。朱棣は権勢欲がある僧侶の道衍(どうえん)を謀臣に、イスラム系の馬三宝を「影」の実行部隊として皇位争奪の陰謀を巡らした。まずは元の勢力が残る北方を守る燕王として何度か北伐を行い、ことごとく勝利を収めて、父太祖の信頼を得ることに注カする。 長兄の皇太子が太祖より先に死去すると、太祖は後継を長兄の子と定め、太祖の死後建文帝として即位する。まだ子供の帝は側近の言葉に従い、各地に封じた公子の取り潰しを指示する。道衍の策で朱棣は狂人を演じて時間稼ぎ…