志賀内泰弘(しがない やすひろ)さんの著書「寝る前5分で読める心がほっとするいい話」(イースト・プレス 2017年)を読むと、ほっこりとします。その中に、著者が名古屋のタクシー運転手の古川さんからお聞きになった、なるほどと思う話があります。 タクシー運転手が好業績をあげるには、遠距離の利用客をゲットすることが大切だそうです。しかしながら、そう簡単に遠距離客に利用してもらうことはできません。 古川さんは、深夜12時半すぎ、繁華街のクラブやスナックで仕事を終えた女性客に利用してもらうことが得策だと言っています。ほかにも空車のタクシーがたくさんあるのですが、このような女性客は家が近いため、労多くして…