子供の頃、図鑑の分布欄に「本州以南」と書かさってるのを見て羨ましく思っていました。きっと対岸には色んな動植物がゴマンといるのだろうと。 函館の街を抱くショッパイ河こと津軽海峡には生物の往来を隔てるブラキストンラインが存在しますが、本州はすぐそこ。距離的には学生時代に府中から眺めた新宿の摩天楼と同じくらいです。 亀田半島汐首岬~下北半島大間崎は20㎞足らず 青函トンネルが通る松前半島白神岬~津軽半島龍飛崎 カブトムシやクワガタの集まる木、クヌギも自生の北限は岩手あたりになります。 旧帝大の演習林だった府中のキャンパスには武蔵野の面影が残り、馬術部員が茹でられる大釜(3/31記事参照)の横に大きな…