今月の「たにまち月いち古書即売会」では、古書あじあ號から和本を4冊購入。古本横丁に負けじと?最近あじあ號も和本を出すようになった。ただし、古本横丁に比べると冊数は少なく均一でもない。古本横丁の方は、相変わらず業者のおじさんが段ボール箱にボンボン放り込んで買い占めていた。業者の人は節度を持って買うか、時間をずらしていただきたいものである。 さて、あじあ號から買った和本の1冊は、後藤種太郎著・後藤捷一編『早苗田:歌集』(後藤捷一、昭和13年12月)であった。本書は、染織研究者・郷土研究者の後藤が父親で徳島県名東郡国府町の元町長だった種太郎の一周忌に際し遺詠を編集したものである。400円で入手。 本…