「空き家」ではなく「空き家っぽい住宅」 こちらの記事に首都大学東京の饗庭伸教授のインタビューが載っています。土地や建物の所有者それぞれが個別的な事情によって建て替えられなかったり、住み継ぐ人がいなかったりして、バラバラとスポンジのように空き家っぽい住宅や空き地っぽい土地が増え、都市に隙間が空いていく都市縮小のプロセスがとてもわかりやすく紹介されています。 ここで注目したいのが饗庭教授は「空き家」ではなく「空き家っぽい状態」と表現していることです。これは非常に示唆的です。最近、空き家に関する記事やニュースが増えていますが基本的には空き家なのかどうかを判断するのはその住宅の所有者です*1。一定期間…