令和3年3月10日 <3月10日> 国産ワクチン開発を支援。政府は国内のワクチン開発を担う製薬会社や研究機関の支援に乗り出す。アジアに臨床研究と治験のネットワークを構築し、開発費用も一部負担する。新型コロナウイルス対応ではワクチンの海外依存による接種の遅れが指摘されている。中長期的な供給体制の整備を急ぐ。 日本も高度成長期までは「ワクチン先進国」といわれた。研究開始から実用化に時間を要することや人口減少で投資が縮小していた。3種混合ワクチン(MMRワクチン)や子宮けいがんワクチンによる健康被害の訴訟も一因になった。 新型コロナで国産ワクチンの治験に入っているのは塩野義製薬と創薬ベンチャーの「ア…