前々回、宇宙の話、宇宙誕生の話もしたので、重力の理論、アインシュタインの一般相対性理論にも少しふれてみたい。 ほとんど、次の本の受け売りではあるが。 「一般相対論入門」須藤 靖、日本評論社2005, 19年 時空や計量、測地線方程式の話は飛ばして、いっきに、求めたい重力場の方程式は次のようなものである。 物質分布を与えたときに、それと整合する時空の計量を計算する微分方程式として 時空 () = 物質 () を見つけることである。ここで、左辺は時空 に関する汎関数となる。 ここでは、テンソルや共変微分、リーマン幾何学の話は省略し、次節での、シュヴァルツシルト解の計算で必要とされる部分のみを(以下…