阪九フェリーも名門大洋カーフェリーに負けず劣らずのデラックス版だ。お風呂なんか露天風呂まであるんだもの。夕食も終えて部屋に戻ると、どうしても聞きたいのが日本軍の勝因だ。「仮説とか、推測の積み重ねやで・・・」 合戦となった時に国内戦なら相手の戦法とか、武器なんかはだいたい想定の中で戦われるって。たとえば名乗りを上げての一騎打ちだって、あれは国内戦だからルールとしてあるぐらい。だけど元寇は外国相手の国際戦だよね、「つまりは相手の手の内がわからんってこっちゃ」 元と日本は初手合わせだ。今ならそれでも事前情報をそれなりに集められるかもしれないけど、当時なら伝聞の果ての噂さえどれだけ知ってるかレベルのは…