読書『玉砕の硫黄島に行きた 混成第二旅団野戦病院』 :野口巌 第二次大戦末期の硫黄島、本土からの援護もほとんどなく玉砕する部隊が多い中、万国赤十字条約を根拠にアメリカ軍と英語で交渉して多くの部下と負傷兵の命を救った陸軍軍医の手記です。 硫黄島の戦いといえば、総指揮官・栗林忠道中将やバロン西の名前が有名ですが、この方のお名前は初耳で、大きな驚きと感動と共に読了しました。 玉砕の硫黄島に生きた 混成第二旅団野戦病院 作者:野口 巌 文芸社 Amazon 野口氏は派遣先のマニラから本土に戻るも、すぐに硫黄島への命を受け、昭和20年1月10日に赴任。 2月16日アメリカ軍の艦砲射撃開始。18日からは上…