シミルボン投稿日 2020.08.05 秘密機関 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,嵯峨 静江 早川書房 Amazon 1922年出版。初出は海外向け週間新聞The Times Weekly Edition 1921-8-12〜12-2 (17回連載)。第一次大戦後の不景気で貧乏な若者二人が恐ろしい陰謀に巻き込まれていくスリラー。でも深刻な話じゃないので気楽に読めますよ。第二章のラスト、急に羽振りの良くなったタペンスが歩いてたトミーの前でタクシーを止めて言うセリフ。「ねえ、タクシー代を払ってくれない?五ポンドのお札はあるんだけど、小銭がないの」現在価値は英国消費者物価指数基準1…