金融業界では、しばしばオーバーバンキングという言葉が使われます。オーバーバンキングは、お金を借りたいと思っている事業者よりも、銀行、信用金庫、信用組合の数が多すぎ、過剰な低金利競争を招いていることを意味します。早い話が、銀行が余っている状態がオーバーバンキングです。しかし、銀行が余っているというのは本当なのか、疑問があります。資金繰りに困っている事業者はいくらでもいるのになぜオーバーバンキングなのか、不思議です。