釘拾いの騎士『東南部地方ビンズオン省トゥアンアン市に住む男性フン・フウ・ヒエップさんは、地域の人々から「釘拾いの騎士」と呼ばれ、親しまれている。 朝4時30分、ヒエップさんは、磁石を仕込んだ箱を後部に取り付けたバイクで出かける。バイク車線を走ること20km、帰ってくる頃には、その手製の箱に1kgほどの釘や金属片が吸い付けられている。道路に落ちていたものだ。 「ほとんど毎朝やってくれている。釘を踏んでパンクして、転んで大けがする人も珍しくないので、彼のしていることは本当に意味のあることだよ。このあたりの人は彼のことを『ナイト』って呼んでいるよ」と近隣に住む男性は話す。 ヒエップさんはトラック運転…