古部族研究会編の『諏訪の祭祀と氏族』に触発され、「縄文118 『白山・白神・天白・おしらさま』信仰考」では伊勢(大国主一族)と諏訪の宗教における繋がりを書きました。 続いて「伊勢から諏訪への鉄の道」について考察を進め、縄文1万数千年の歴史と紀元1~3世紀のスサノオ・大国主建国との繋がりを解明したいと考えたいと思います。 縄文研究・民俗研究が最も進み、大天白神・御左口(みしゃぐち)神・道祖神信仰や御柱祭が今に伝わる諏訪と、記紀・風土記文献と神社伝承が濃く残る播磨・吉備・伊勢を「鉄の道」で結びつけることにより、紀元1~4世紀の歴史は解明できると考えます。 1 伊勢国の麻績(おみ)の御糸村 今井野菊…