ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』をざっと読みましたが、相も変わらずの男性中心史観の人類誕生説、肉食・戦争進歩史観、グローバリズ賛美など古くさく、「嘘話(宗教・主義など)共同体論」をユダヤ人として掲げた勇気は高く評価したいと思いますが、思想的には吉本隆明氏の「共同幻想論」(ちゃんと読んだわけではありませんが)が先行しており「ダブルがっかり」でしたが、次回に論じたいと思います。 今回は、これからまとめに入る「スサノオ・大国主建国論」の目次を紹介したいと思います。 縄文社会からのスサノオ・大国主建国史は、日本文明の独自性として、世界にアピールすべきと考えますが、とりあえずは、分量を気にし…