2年ほど前に初めて老眼鏡を作った。と言っても度数は0.5だ。 かけるとたしかに文字が見やすい。遠くは見づらいので、つけたりはずしたりする。 その付け外しが、「大人のしぐさ」に思えてちょっと嬉しかった。 大人っていうか老人だけど。世の中には「老眼鏡には抵抗が」「まだ老眼て認めない」という人もいるけれど、私は大人の階段は率先して登りたい方なのだ。 憧れは「千と千尋の神隠し」の銭婆婆老眼鏡も作って2年立つと、必需品になってくる。 出先で「老眼鏡を忘れた!」と思うことも増えた。 極めつけは初場所初日の国技館だ。座席が若干薄暗いのだがそのせいで取り組み表の小さな文字が読めない。 これはもう、遠近両用眼鏡…