4年前の夏、初めての北アルプステン泊縦走に選んだルートは、槍穂オールスターズの大パノラマを堪能しながら稜線歩きができるという燕-蝶の常念山脈3泊4日。しかしその年の夏は天候不順。結局上に登ってから山の景色を見れたのは初日夕方、燕岳から槍と裏銀座の稜線だけ。残り3日間は、ガスと降雨の中を重いザックを背負ってひたすら歩き続けるという修行ハイクとなった。天候の善し悪しはしょうがない。しかし心残りは、常念側からの大パノラマ「槍穂オールスターズ」を眺めてみたい。改めて常念側に登る理由ができたとリベンジを楽しみにしていたのだが、コロナの影響もあり4年越しのプランになってしまった。 そしてついにリベンジは、…