行者の道 行道推定図 長岡-小千谷東山『行者の道』の領域 上の画像は国土地理院の赤色立体地図に、前回引用した井上氏説の行者の道に関連する地名山名を加筆したものである。赤色立体地図は尾根筋が白く抜けてはっきりとたどることが出来る。行道は尾根筋に沿って形成され、井上氏によればその道筋はそのまま近現代の行政界となっている場合が多いとされる。この山塊の尾根筋を辿ると長岡-小千谷にまたがる東山『行者の道』全容が見えてくる。すなわち、南は川口・竜光付近を入峰口とし、北は栃尾楡原の旧蔵王神社付近を一応の終着点とする南北約30kmの行程である。 他に地図上にルートは書き入れてないが、権現山の下倉城から小松倉の…