定年退職する時期になると、悩ましい問題が次々に出てきますが、我が家にも「空き家問題」がありました。国交省住宅局の令和4年10月の資料によると、全国の空き家数は2018年データで約850万戸あり、その所有者の取得経緯は相続が55%、また、所有者の約30%が遠隔地(車・電車等で1時間超かかる)に居住となっていますが、まさに筆者の場合も、両親の住んでいた家(実家)と土地を相続で取得し、筆者は車で2時間以上かかる遠隔地に居住する状況です。日本人は持ち家率が高く、子供は同居しないで別に家を持つことが一般的になった(核家族化)ので、両親が亡くなると住んでいた家は空き家になる傾向が多くなり、我が家の場合も例…