長谷川式簡易検査(HDS-R)のカットオフ値は、20/21点です。この点数が認知症のスクリーニングにおける弁別力が最も高いとされています。 得点が20点以下の場合、認知症の疑いがあります。 ただし、この検査はあくまでスクリーニングであり、認知症の診断を下すものではないことに注意が必要です。詳細な診断には、他の検査や専門医の診察が必要になります。 検査は30点満点で、以下のような重症度別の平均得点が参考にされます: 非認知症:24.45±3.60点軽度認知症:17.85±4.00点中等度認知症:14.10±2.83点やや高度認知症:9.23±4.46点高度認知症:4.75±2.95点1。 これら…