長野県中野市の立てこもり事件で亡くなられた、二人の警察官と二人のご婦人に謹んでお悔やみを申し上げます。 今回の長野県の事件では、殺害された警察官2人は拳銃を装備しないまま現場に向かったことが報道されています。 警察では、受傷事故を防止することを主眼に「殉職は最大の不祥事」をモットーとしており、110番通報の内容にもよりますが、拳銃を所持せず出動を命じた上司の責任も大きいと思われます。 どこに問題があるのでしょうか。 1 警察官が拳銃を所持できる根拠 警察官が拳銃を所持できる根拠は、警察法第67条です。 警察官は、その職務の遂行のため小型武器を所持することができる と定められています。この小型武…