「北國新聞」HPより www.hokkoku.co.jp 門前高女子ソフトボール部を屈指の強豪に育て上げ、一昨年に総監督を退いた輪島市門前町道下の室谷妙子さん(73)宅で下宿していた3年生部員5人が1日、巣立ちの時を迎えた。5人の卒業と同時に、室谷さんの51年にわたる指導者生活に幕が下りた。別れを惜しみ、涙を流す最後の教え子たちに、室谷さんは「いつでも帰ってきてください。行ってらっしゃい」と言葉を掛け、温かく送り出した。 室谷さんは1971年、新人教員として母校の門前高に赴任し、2020年まで同校一筋で采配を振るった。時に厳しさも伴う指導が実を結び、全国高校選抜で準優勝2回など全国屈指のチーム…