「立ち読みの歴史」などでは話を分かりやすくするために、読み方を音読と黙読に2分しているが、実態はその中間段階というものがある。紀田順一郎さんが昭和30年代だったか、当時の老人がへんてこな節をつけて新聞をぶつぶつ読んでいる場面を紹介していたが、かの前田愛も、遊女だったかが、小声で読みあげながら草双紙を読む場面を紹介していた憶えがある。 いまジャパンナレッジを検索すると「日本大百科全書(ニッポニカ)」の「音読」の項目ににこうある 〜文字言語を音声化しないで(内言化して)読む「黙(目)読」に対していう。一般に子供の読みは、音読から微音読、唇読(声は出さずに唇だけを動かして読む)を経て黙読へと発達する…