レンズの絞りを全開にした状態。
cf. F値 関連語 リスト::写真用語
古いMマウントレンズには近距離が百センチメートルまでしかフォーカシング出来ないモノもありそういったモノはフォーカスリングの回転角が現代のレンズより大きい。速写には不利だけれど開放絞りでしっかりピント合わせするときのヘリコイドの感触とレンジファインダーの二重像がゆっくり重なっていく様子は格別なものがあります。
summicron 35mm 非球面の初期型を久しぶりに使いました。球面レンズの収差の大きいレンズばかり使ってたので別次元の写りに戸惑います、しかもこれ絞り開放ですよ。写真というよりはスキャンしたような感じで周辺部の描写が段違い、各収差(あえて好物)に毒された目にはカタログブックの商品写真のようです...それはさておき明るめに撮るとあっさりめですが曇りの日にアンダーに撮るとヌメっとした色っぽい写りが好き。
描画と大きさ(重さ)と値段を考慮して一番のオススメMマウント標準レンズは summilux 二代目モデルと思います。中距離で絞り開放が得も言われぬほど美味しいのです。 summilux 50mm はどの世代もタル型の湾曲が大きく直線がまっすぐ写りません。欠点なのかも知れませんが、主点を真ん中に置くとそれがかえって良い見えにつながっている気がします。
猫さんに会った。 君も見回りかい?