はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と五十三 「キリコマナイ! キリコメナイ?」 コレだけ世の中が、ナニかとモヤモヤしてくると、是非とも真実を求めて、いかなる闇にも切り込んでほしい、と、たいていの心ある一般ピーポーたちは願っているに違いないはずなのに、と、ナニやら力なく語り始めたAくん。プロローグから妙にテンションが低い。 「はずなのに、ということは、その願いは、残念ながら、ということですか」 「悲しいかな、そう思わざるを得ない、ということだ」 仮に、Aくんが指摘するように、期待の星である、はずの、大手メディアたちをもってしても、こぞって、真実を求めて切り込まない、となると、普通、ソコ…