今年最後の節句は強烈な運気の実力派 古代中国で確立した暦が日本に伝えられ、農耕歴と組み合わさって生まれた行事は数多いが、なかでも「節句」は今でも日常生活に定着している行事だといって間違いはないだろう。 1月7日。古代中国では奇数が重なると縁起がいいとされてきた。それは暦でも同様で、正月と重なるために1月7日に日付が移動した1月も含め、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日を「陽の日」と定め、家内安全や健康長寿などを祈念する日としてしてきた。 そのなかで、奇数の重なりが最大になる9月9日は、一年でもっとも「陽の気」が強くなる日とされてきたが、一方で「陽の気」が強すぎる不吉な日とも言われ、菊の花で…