興教大師全集 - 国立国会図書館デジタルコレクション 「障子文/480」より画像(一部)を引用させていただきます。 夢裏むりの有無は 有無同じく無なり、 迷中の是非は 是非ともに非なり (興教大師 障子文 一部書き下し) 我有妄想者の見識は、それが感服称賛しない者なき正論であっても、必ず悪しき結果に帰着する。 「心の迷いの酒に酔い、いまださめやらない状態がずっと続いている」からだ。 心の迷いの酒(我有妄想) とはなにか。 「人は死ぬ」と言うと 「そんなことは常識だ。誰でも知っている」と笑う。 同じ人が、輪廻転生を信じると言う。 その心は、(死んでも、また戻ってこれるから安心)ということで、結局…