わたしのいないテーブルで: デフ・ヴォイス 作者:丸山 正樹 東京創元社 Amazon コロナ禍で、社会は大きく変わってしまった。 世界全体が影響を受けたため、その一つひとつ、 一人ひとりに、どんな変化があったのか、知りようもない。 障害者の生活も、大きな波をかぶったのだと、 この作品で知らされる。 ひょっとしたら、ワタシたち以上の苦を強いられることが あったのかもしれない。 手話通訳士の荒井は、コロナの影響で仕事も減り、 子どもたちの学校が閉鎖されて、二人の面倒をみることに。 そうした中、女性ろう者が母親を包丁で刺したという事件の 弁護チームへの参加が依頼される。 何も「語ろうと」しない女性…