少し前の話です。 8/4、訪日した国連人権理事会の専門家が記者会見しました。多くの方がご覧になったと思います。僕がとても印象に残っているコメントがあります。ご存じの通り、ジャニー喜多川氏の性的虐待は、はるか昔らメディアは知っていたにもかかわらず、見て見ぬ振りをしていたのですが、その理由の如何は別にして、彼ら専門家はそのことについて「メディアは隠ぺいに加担した」と表現したのです。加担したという責任を問うているわけです。私は日本人の感覚との違いを強く感じました。日本人は黙っている、即ち何もしないことに罪の意識はほぼありません。いえ、能動的に何もしない方が得だと考えているのです。 「何もしない方が得…