https://www.tokyo-np.co.jp/article/324411 「誠信交隣」 江戸時代の儒学者、雨森芳洲(あめのもり・ほうしゅう)が重んじた言葉だ。現在の滋賀県長浜市に生まれ、対馬藩の外交担当者として朝鮮王朝が日本に送った「朝鮮通信使」に随行した芳洲は、誠実と信頼に基づく交流の大切さを説いた。 ◆陶磁器がつないだ文化交流その言葉通りの交流に出合った。名古屋市内の陶芸愛好家、遠藤和彦さん(77)のアトリエには、若い時から集めてきた朝鮮半島由来の陶磁器などが、ところ狭しと並んでいる。遠藤さんが心を引かれるのは、実生活で使われた品々だという。陶工の意図や人々の思いを考える。「生活…