年老いた珈琲豆焙煎屋は、その昔、大きな組織で約14年間働いていました。 2011年の秋、60歳になって、大きな組織で働いていた頃の年金を、僅かなのですが給付してもらえるようになって、それが年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいるエカワ珈琲店の財政を少しだけ楽にしてくれるようになりました。 僅かな年金給付を契機として、薄利多売・体力勝負の「人の倍働いて何とか食べて行く」という商売にサヨウナラを決断できました。(完全なサヨウナラでは無かったわけですが) 大きな組織で働いていた頃、与えられていた仕事の権限はほんの少しでしたが、独立して自営業者になってからは、商売の何もかもが自分の仕事となっています。 独…